御陣乗太鼓は上杉謙信の軍勢を驚かせる目的だった。

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御陣乗太鼓を初めて観たのはいつ頃だったか思い出せないくらい古い。この御陣乗太鼓は天正5年(1577年)に、上杉謙信の軍勢が、破竹の勢いで名舟村を攻め込んだ時に、武器もなく何も策もない村人達は、鍬や鎌まで持ち出して上杉勢を迎撃する準備を進めたが、すでに七尾城を攻略した上杉勢に対してあまりにも無力だった。そこで村人たちは、寝静まる上杉勢に、鬼や亡霊の面に海藻海藻を頭髪とし、太鼓を打ち鳴らし夜襲をかけた。それを観た上杉勢は思いもよらぬ陣太鼓と奇怪きわまる怪物の村人たちの夜襲に驚愕し、戦わずして退散したと伝えられている。 これが輪島市名舟町に伝わる御陣乗太鼓の初まりである。腹の底に響くような迫力ある御陣乗太鼓に著者は、御陣乗太鼓の虜になってしまった。元々は和太鼓が好きで東京打撃団や鼓童を見るために、国立劇場や渋谷のオーチャードホールまで観に出かけていた。

新幹線や空港が能登半島にでき便利になったが、空港からのアクセがイマイチ。

今まで能登半島に行くのには金沢までJRの特急を利用するか、飛行機で小松空港までのルートしかなかったが、平成15年(2003年)に「のと里山空港」が開業。平成27年(2015年)に北陸新幹線が金沢まで延びたことで、能登半島に行くにはかなり利用しなすくなった。しかし「のと里山空港」の便数は1日2〜3往復とまだまだ便利とは云えない。一度だけ輪島や珠洲市に観光で訪れて時に「のと里山空港」利用したことがある。羽田からは2本〜3本しかない飛んでない割には、不便は感じない。しかも羽田から「のと里山空港」は約1時間で飛んでいるが、「のと里山空港」からのアクセスがあまり良くないのが難点。何しろ今回の能登半島は御陣乗太鼓が目的で、輪島で御陣乗太鼓を実演しているホテルに宿泊するのが目的だった。幸にして御陣乗太鼓の実演が、その当日にそのホテルで行われれるのを格にしてから予約した。

塩づくりと棚田を見たが、それぞれに重入れがあってよかった

午前中の10時頃に「のと里山空港」に着いたので、取り敢えず珠洲市を目指した。何度となく能登半島を訪れていたが、時間の関係で「揚げ浜式製塩の塩づくり」を観たことがなかったので塩田村に向かった。しかし残念なことに時期外れだったので、塩つくりは行われていなかった。資料館で実際に使われている大きな窯やパネルを見て塩つくりを学んだ。次に行ったのは意外と近くにあった「白米千枚田」。ここは何度か来たことがあり、特別目新しいことはなっかが、改めて日本の原風景と呼ばれる棚田を見て、こんな傾斜のキツい棚で、しかも一枚一枚が狭い田圃なので、手植えしかできなそうで関心させられた。ここの「白米千枚田」は夜はイルミネーションも行われ、連日連夜に観光客が数多く見物に来ている。世界農業遺産「能登の里山里海」の代表的な棚田として、年々注目を浴び、千枚田は「日本の原風景」と呼ばれ、昔ながらの農法が現在も行われてい流ようだ。

「能登のキリコ祭り」は能登半島の約200地区におよぶ地域で実施

江戸時代から続く「能登のキリコ祭り」は、能登半島の約200地区におよぶ地域で行われている。神輿をはじめ、2トン(最大)、高さ15mのキリコを担ぎ上げ激しく練り回る。日本で育まれた美意識と純真な祈りの精神を色濃く残す伝統的な祭礼で、祇園信仰や神事から発生した祭り。輪島のキリコ会館は、能登の祭りを彩る奉燈・キリコ約20数基を展示し、勇壮な祭りの情景を再現している。また照明によって昼、夕暮れ、真夜中の雰囲気を演出するほか、事前予約でキリコを実際に担ぐ体験もできるようだ。能登の各地で春から夏にかけ行われているが、何故か今まで「キリコ祭り」には縁がなく、祭りを見る機会がなかった。しかし輪島のキリコ会館で、祭りの迫力は体感でき、祭りに触れることができ、想い出深い場所となった。また著者が好きな御陣乗太鼓も夜20時30分から50分間行われている。

御陣乗太鼓はやはり素晴らしいが、イマイチ盛り上がりに欠けた

夜はホテルでありふれた夕食を取り、8時開演なのに7時半に早々と御陣乗太鼓の会場に向かった。さすが誰一人としていない。でも気に入った席を自由に取り、開演をまった。御陣乗太鼓が始まっても会場は疎らな感じで、イマイチ盛り上がりがない。今日の御陣乗太鼓は三人組で、まあまあな太鼓だ。この御陣乗太鼓は二十数名のメンバーで、それぞれランクがあるみたいだ。以前に輪島に来たときに御陣乗太鼓のCDを購入して、上手い下手があるのを知った。見ていると正確なリズムに力強い音が、腹のそこに響く感じする。ドンドンじゃなくズドンズドンと腹に響く音が最高。あと特徴なのは一人のメンバーがリズムを刻み、後の二人は曲に合わせて踊りながら太鼓を叩いている。今想い出したが初めて御陣乗太鼓に出会ったのは、二十数年前に黄昏時に輪島に着いた時に、太鼓の音がした。その音を突き止めたのが御陣乗太鼓だった。もう少し見たかったが、終わり頃についたので、10分くらいで御陣乗太鼓は終わってしまった。それ以来、御陣乗太鼓の虜になってしまった。

朝市は、昔の素朴な路地売りのスタイルが懐かしく、愛着がある

輪島って云えば「輪島塗」「朝市」が有名であるが、輪島の朝市は、佐賀県の呼子、千葉県の勝浦と並び三大朝市に数えられるている。しかし昔の輪島の朝市を知っている者としては、今の輪島の朝市のは失望を隠せない。何故ならば昔の朝市は普通の路地で店を開いていたが、今は洒落た商店街で朝市を開いているって感じっで、ノスタルジックさをまったく感じない。どっちがいいかは、受け取る人によって判断だが…。著者は昔懐かしい朝市がいい。やはり観光バスが横付けするようになると、昔い懐かしい朝市は損なわれてしまう。特に輪島の朝市は有名な店がすぐ後ろで営業しているのっで、朝市にきたのが、商店街に来たのか分からなくなる。やはり素朴な叔母ちゃんたちがいる朝市にノスタルジックを感じてしまう。これは著者だけだろうか…。

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