古墳時代から続くとも日本武尊が発見したと伝わる草津温泉

未分類

 独特な硫黄の匂いが鼻をつくから温泉気分にさせる

草津温泉に着くと「あ〜あ温泉場に来た」と感じる。これは草津温泉が発している硫黄の匂いが鼻をつくからで、何度訪れても毎回感じる。この草津温泉は全国の温泉の中でも硫黄の匂いがキツイからだ。草津の地名は、独特の硫黄成分の強い温泉の臭い水を意味する「くさうず」が変化しという説と、大般若経の中の一文、「南方有名是草津湯」より来ているという説がる。また草津温泉の歴史は古く、古墳時代からとも東国征伐から帰途につく日本武尊(やまとたけるのみこと)が、源泉を発見したのが始まりとも伝えられる。鎌倉幕府を開いた源頼朝が草津の湯に使ったり、徳川八代将軍吉宗が遠く江戸まで草津の湯を運ばせたたり、松尾芭蕉や東海道中膝栗毛で有名な十返舎一九も訪れ、草津温泉に足跡を残している

 毎分4000リットル以上、1日にドラム缶23万本もの豊富な湯量

明治11年(1878年)には草津の温泉の効能を高く評価し、そして世界に広く紹介したベルツ博士が、初めて草津温泉に足を踏み入れている。大正7年(1918年)には、草津温泉の湯もみを有名にした平井晩村が草津に来訪したと記録に残っている。草津温泉一の名所であり、シンボルの湯畑は、毎分4000リットル以上の熱湯が沸きあがり、これを何本もの木樋に流して熱湯を冷まし、各旅館へと送られていた。現在では6つの源泉があり、1日にドラム缶23万本もの豊富な湯が自然に湧き出し、源泉のまま温泉街の旅館やホテルに運ばれ、源泉かけ流しで温泉を楽しめている。

 水で薄めずに「湯もみ」で温度をさげる

草津温泉の源泉は50℃近くと熱く、そのまま入浴することはとてもできない。しかし温度を下げるために水を入れたのでは、温泉の効能が薄れてしう。そこで、熱い源泉の中に約180cmの板を入れて湯をもみ、入浴できるまでの一定の温度に下げる「湯もみ」が考え出された。また、「湯もみ」は」温度を下げるだけでなく、湯を柔らかくする効果や入浴前の準備運動にもなる。 さらに驚くのは、その泉質は日本有数の酸性度で、pH値は2.1(湯畑源泉)。雑菌などの殺菌作用は抜群。全国には温泉地の数は3,155箇所。温泉施設の数は20,972箇所にもあるが、草津温泉は下呂温泉や有馬温泉と並んで日本三名湯のひとつに数えられている。

 草津温泉の名物「温泉まんじゅう」長寿店の商売

湯畑と西の河原を結ぶ通りの奥の方に、草津温泉の名物「温泉まんじゅう」長寿店がある。温泉まんじゅうの製造や販売を行っており、時折テレビや雑誌などのメディアにも取り上げられている有名店。店の前に常に数名の試食部隊を配置し、「温泉まんじゅう」をドンドン試食をさせる。その数は1個や2個では、こちらがい「もういらない」と」云ってもまだ試食をさせる。こんな歓迎され無料で食べさせるのでは、普通の人間では買わずにいられない。ただ著者は草津温泉についたばかりでまだホテルにも入ってないので、「申し訳ない。今着いたばかりなので明日必ず買いにきます」と約束してホテルに向かった。翌日約束を守って長寿店に出向き、土産用の「温泉まんじゅう」を10箱買ってしまった。「温泉まんじゅう」は味も良く、価格もリーズナブルなので購入するのは抵抗はなかった。

タイトルとURLをコピーしました